鉄道は、日常の移動を支えるだけでなく、「旅」や「帰省」や「再会」といった、人の“帰る場所”や“戻る感覚”とも深く関わっているものだと思います。
けれど、今の鉄道の構造は、一度離れた人が“戻ってこられる”ように設計されているでしょうか?
廃線になった町。通えなくなった学校や職場。高速化によって通過されるようになった地元の駅。
「戻る場所がある」はずなのに、鉄道の地図の上からは、いつのまにかその場所が消えていくこともあります。
鉄道は、人や記憶や生活が“戻ってくること”を想定しているのでしょうか?それとも、“一度離れたら戻らない前提”で設計されてはいないでしょうか?
あなたが思う「戻れる設計」や、「戻れなかった場所」があれば、ぜひ、聞かせてください。