問いから始める
探究共創プログラム
growth review

評価は、問いの成長を見える化し、次の一歩へ戻すために行う。

評価・講評は、点数を競うためではなく、参加者、教員、伴走者、地域協力者がそれぞれの成長と次の改善を確認するために行います。問題発見、問い、探究共創を軸に、7段階で問いの到達位置を見て、8軸(R1-R8)を中心に根拠を確認します。10の姿と5視点は、本人が振り返りやすい講評にするための整理です。省察から次のPDCAへ戻し、自己効力感と生きる力を育てることを重視します。

STEP 0

提出物をそろえる

現場メモ、問いの地図、仮説シート、実験案、振り返りをもとに見ます。

STEP 1

問いの到達位置を見る

観察から目的まで、問いがどこまで深まったかを確認します。

STEP 2

8軸(R1-R8)で見る

問い、仮説形成、分析、統合、表現、協働、創造、省察を軸ごとに確認します。

STEP 3

10の姿を確認する

探究する人、考える人、伝える人など、学びがどの姿として現れたかを見ます。

STEP 4

5視点で講評へ整理する

10の姿を、問う・知る、考える・省みる、伝える・ひらく、誠実に・思いやる、挑む・整えるへ束ねます。

STEP 5

Next TQの8項目で深める

8軸で見た学びを、学び方、探究を進める力、気づきと新しい視点、計画をつくる力、新しい提案を実行する力、知識を理解して使う力、社会にどう役立つか、好奇心と挑戦心から読み直します。

STEP 6

成長記録として残す

修了証、実践記録、講評、次に確かめる問いとして整理します。

※ この評価は、参加者本人の振り返りと説明のためのプログラム独自の学習記録です。公的資格、単位認定、入試・就職上の評価や優遇を意味しません。学校・大学へ相談する場合は、シラバス、到達目標、ルーブリック、提出物、講評記録、評価の可視化を説明資料として整理します。各軸では「根拠があるか」「現場に照らしているか」「省察から次の改善へ戻せるか」を確認します。

人物像

探究共創の力がある人物像

一人で解決する人ではなく、地域の問いを見つけ、異なる立場の人と対話し、技術を道具として使い、限界を認めて問いを更新し、学びを地域へ返せる人を目指します。

01問いを見つける人地域や社会の中にある違和感を、検証できる問いに変える。
02根拠で考える人データ、地図、現場の声を分けて読み、思い込みだけで決めない。
03技術を道具にする人AIやドローンを目的にせず、問いを深めるための共有資料として使う。
04問いを更新できる人自分の限界を認め、対話と確認を通じて次の問いへ進む。
05地域へ返す人学んだことを記録、教材、提案、引き継ぎとして残す。
7段階

問いが深まる順序

  1. 01観察
  2. 02気づき
  3. 03問題発見
  4. 04仮説形成
  5. 05課題抽出
  6. 06課題設定
  7. 07目的
8軸(R1-R8)

R1からR8へ、提出物の根拠を順に見る

R1問い何を、誰の実感から問うか。
R2仮説形成根拠と反証の余地があるか。
R3分析事実、解釈、願いを分けたか。
R4統合複数の関係を統合・関連づけたか。
R5表現根拠と学びを伝わる形にしたか。
R6協働相手の負担と同意を見たか。
R7創造小さく試せる形をつくったか。
R8省察次のPDCAへ戻したか。

8軸(R1-R8)は評価の中心です。5視点や10の姿へ点数を移すのではなく、R1-R8で見た根拠を講評として読みやすく返します。

10の姿

5視点の前に、学びの現れ方を見せる

01探究する人自分から問いを見つける。
02知識のある人必要な知識を吸収し使う。
03考える人根拠を比べ、筋道を立てる。
04振り返りができる人できたことと次に確かめることを言葉にする。
05コミュニケーションができる人相手に伝わる形で表す。
06心を開く人異なる考えを聞き、受け止める。
07信念を持つ人大切にしたい価値を説明する。
08思いやりのある人相手の時間、負担、誇りを見る。
09挑戦する人小さく試し、失敗から学ぶ。
10バランスのとれた人学び、生活、安全、関係を整える。
5視点

10の姿を、返却しやすい講評へ束ねる

  • 01
    問う・知る探究する人、知識のある人として、問いと背景を説明できるか。
  • 02
    考える・省みる考える人、振り返りができる人として、根拠と限界を見直せるか。
  • 03
    伝える・ひらくコミュニケーションができる人、心を開く人として、相手に開けた表現にできるか。
  • 04
    誠実に・思いやる信念を持つ人、思いやりのある人として、倫理、安全、相手の負担を見られるか。
  • 05
    挑む・整える挑戦する人、バランスのとれた人として、小さく試し、次へ整えられるか。
8 axes

8軸(R1-R8)で、成長の現在地を具体化する。

7段階で問いを深めたあと、8軸(R1-R8)で学びの状態を確認します。探究者として問いを立て、共創者として関係をつくり、小さく試して省察する力を、参加者自身が説明できる形にします。評価は終点ではなく、次の学びへ戻るための道具です。

R1

問いを立てる力

現場の違和感を、誰の何を確かめる問いなのかへ変える力。

R2

仮説形成する力

原因を決めつけず、根拠と反証の余地がある仮説として形成する力。

R3

分析する力

観察、聞き取り、資料を分け、事実、解釈、願いを混ぜずに見る力。

R4

統合する力

人、資源、季節、制度、移動などの関係を統合・関連づけ、全体像を描く力。

R5

表現する力

問いの地図、発表、要約、ポートフォリオで、根拠と学びを伝える力。

R6

協働する力

地域内外の人と役割を分け、相手の負担と同意を見ながら進める力。

R7

創造する力

大きすぎる構想を、短期間で試せる場、案内、試作品、仕組みに落とす力。

R8

省察する力

できたこと、足りない根拠、次に確かめることを言葉にし、PDCAへ戻す力。

Next TQ確認観点

Next ICの後に、探究を進める力の解像度を上げる

TQ1学び方(学びのリテラシー)
TQ2探究を進める力(探究科学的アプローチ)
TQ3気づきと新しい視点(直感的アプローチ)
TQ4計画をつくる力(ビジネスアーキテクト)
TQ5新しい提案を実行する力(イノベーター)
TQ6知識を理解して使う力(知識吸収理解力)
TQ7社会にどう役立つか(社会的価値創出)
TQ8好奇心と挑戦心

※ Next TQは、探究を進める力を学習や指導に使うための読み取りとして示します。過年度データのA-H表示を参照する場合も、公開説明ではTQ1-TQ8に読み替えて、学習記録と講評を具体化するための確認観点として扱います。